[レベル: 中級]
Search Console のほぼすべてのレポートで完全なデータをダウンロードできるようになりました。
これまでは特定のデータがダウンロードの対象でした。
ウェブマスター向け公式ブログでアナウンスがありました。
より多くのデータをエクスポート可能に
たとえば AMP レポートでは、期間内のトータルのステータス データに加えて日々のデータもダウンロードできます。
今までは、Search Console の UI で見られる合計のステータス情報だけがファイルにエクスポートされていました。
シートの別タブでは、毎日の状態のデータもエクスポートされています。
いつ、どんなエラーが発生したのかをファイルのデータとして入手できます。
ちなみに、このシートの名前が「平均読み込み時間のチャート」になっていますが、これは変ですよね?
また以前はエクスポートしたファイル名は「URL-レポート名-日付」でした。
わかりやすくレポート名だけになるとのことです。
しかし、僕の環境では以前のファイル名のままでした。
パフォーマンス系レポートの改良点
パフォーマンス系のレポートのエクスポートデータにはさらに 2 つの改良点があります。
- すべてのフィルタ項目を一括エクスポート
- 適用されたフィルタの記録
すべてのフィルタのデータが 1 枚のスプレッドシートにすべてまとめてエクスポートされます。
検索パフォーマンスレポートであれば、次のフィルタ項目のデータがすべてダウンロードしたファイルに含まれます。
- クエリ
- ページ
- 国
- デバイス
- 検索での見え方
- 日付
各フィルタのレポートはタブで分けられています。
「フィルタ」という名前の最後のシートには適用されているフィルタが記録されています。
過去 3 か月間の HowTo リッチリザルトのエクスポートデータであることがわかります。
過去 12 か月間のよくある質問のリッチリザルトのエクスポートデータであることがわかります。
どんなフィルタリングをかけていたのかがシートの中に自動で記録されるので忘れることがありません。
なお CSV 形式でエクスポートした場合は、複数のファイルに分かれて(ZIP 圧縮の状態で)各フィルタのシートをダウンロードします。
CSV には 1 つのファイルに複数のシートを含めることができませんね。
ECXEL 形式をサポート
Google スプレッドシートと CSV に加えて、EXCEL 形式でもエクスポートできるようになりました。
エクスポートデータはファイルとしてダウンロードするだけではなく、Search Console API や Google Data Studio との連携も可能です。
独自の分析ツールでも利用可能です。
なお、ダウンロードできるデータの種類は増えましたが数には変化はありません。
これまでと同じ 1,000 行までです。