[レベル: 上級]
画像のメタデータを指定すると、Google 画像検索でライセンス情報を表示できます。
2020 年 6 月に導入された機能です。
Google は仕様を更新し、画像の帰属を示すクレジット情報を構造化データでも指定できるようにしました。
これまでは、IPTC 写真メタデータだけしかクレジット情報を指定できませんでした。
画像のクレジット情報を構造化データで指定する
画像のクレジット情報を構造化データで指定したいときは次の 3 つのプロパティを利用できます。
creator
creditText
copyrightNotice
creator
は、画像の作成者を指定するプロパティです。creditText
は、画像の公開時にクレジット表示の対象となる個人や組織を指定するプロパティです。copyrightNotice
は、その写真の知的財産権の申し立てに関する著作権通知を指定するプロパティです。これによって、写真の現在の著作権者を識別します。
📝すずき補足: 画像のライセンス情報を構造化データで設定する場合は、これらの 3 つのプロパティもしくは license
プロパティ(以前からサポート)のいずれか 1 つを必ず含める必要あり
以前からクレジット情報をサポートしている IPTC は、ライセンス情報のメタデータを写真に直接埋め込む仕組みです。
設定には、機能を内蔵したカメラや専用のソフトウェアが必要です。
一方、構造化データはウェブページでライセンス情報を設定できます。
普通のスマホで撮影した写真でも対応できます。
したがって IPTC よりも汎用性があります。
画像検索で著作権情報を明確に提示したい場合には、ライセンス情報の表示は有効な機能です。
画像の帰属を示すクレジット情報を構造化データでも設定できるようになったのは嬉しい改良と言えるでしょう。
画像検索でのライセンス情報の詳細については技術ドキュメントで確認してください(日本語ドキュメントも更新されています)。