Googleウェブマスターツールに、2つ新しい機能が追加されました。
- Fetch as Googlebot
- 不正なソフトウェアの詳細
「Fetch as Googlebot」は、GoogleのクローラであるGooglebotがウェブページをどのように見ているかを表示してくれます。
※ “fetch”は、「取ってくる、取得する」という意味なので、直訳は「Googlebotとして取得する」となります。
ロボットがウェブページをどんなふうに読むかをシミュレーションするツールがインターネットには公開されていますが、すべてがオリジナルで、検索エンジン会社が作ったものではありません。
「Fetch as Googlebot」は、Googleが提供しているということで信頼性がありますね(逆に信じたくないという、“あまのじゃく”な人もいるかもしれませんがw)。
HTML文法の正しさはランキング付けに無関係とはいえ、重大な記述ミスがあって大事なコンテンツがすっぽり抜け落ちているなんていうことが、ひょっとしたらあるかもしれません。
きちんと読んでもらえているか、チェックしてみましょう。
ただ、文字化けしてしまうページがあります。
おそらく文字コード設定の問題だと思います。
問題なく表示されている上のキャプチャは「UTF-8」で、下の文字化けしているキャプチャは「Shift_JIS」です。
Webmaster Centralの公式ブログの発表では、「Fetch as Googlebot」は、この後説明する「不正なソフトウェアの詳細」とともに、「Lab」として試験的に提供されています。
完全なものではなく終了もあり得るとのことで、文字化けが解消されないかもしれませんね。
もう1つの新機能は、「不正なソフトウェアの詳細」です。
サイトが悪意のあるソフト、マルウェアに感染していないかをレポートしてくれる「Safe Browsing(セーフ・ブラウジング)」という診断ページを、以前に紹介しました。
「不正なソフトウェアの詳細」も、同じような機能をウェブマスターツール内で提供しています。
クラッキングを受けたサイトを持っていないので、残念ながら感染を伝える画面は取得できませんでした。
サンプル提供を求めます。(笑)
冗談はさておき、自分のサイトが不正なソフトに感染していないか、こちらは必ずチェックしておきましょう。