Bingのsite:コマンドも信用できない

Googleでのインデックス状況を調べるのに site:コマンドを用いても、link:コマンドのようにサンプリング結果しか返さず信頼できるデータを得ることはできないので、Googleのインデックス数を正確に知ることはできません

同じことがBingにも言えるようです。

ステキな言葉を残したBing公式ヘルプフォーラムの管理者、Brett Yount(ブレット・ヤント)氏が説明しています。

We have begun to suggest to not use the “site:” search as the be all end all of your indexing queries. We may, infact, have 2-3,000 urls in our index, but chose to only show a fraction of those pages. Infact, you will get the same type of results for a site search on youtube were we show we have 80,700,000 urls in our index. So, as you can see, this is not us penalizing the smaller sites, it is simply how we chose to display indexing data.

簡潔に言うと「site:検索はインデックスされているページの一部しか返さず利用を勧めない」ということです。

たしかにそのとおりで、Bing Webmaster Centerで見るとこのブログは2,000ページ以上インデックスされていると表示されますが、site:コマンドで調べると130件に激減します(US版でのsite:の結果)。

Bing Webmaster Centerで見たインデックス数

Bing検索のsite:で見たインデックス数

現状の日本での検索エンジンシェアと考えると、Bingでのインデックス状況を頻繁にチェックするサイト管理者はさほど多くないように思えますが、来るべき日のために「Bingのsite:は使えない」と頭の片隅に入れておいたほうがいいでしょう。

インデックス数を調べるには、GoogleはGoogleウェブマスターツール、BingはBing Webmaster Centerを使います。

登録サイトしか調査できないので、ライバルサイトの分析は不可能ということになりますね。
また、ツールで見る数値も完全に正確なデータではないので注意してください。

Yahoo!は、調べた限りではsite:検索の結果とYahoo!サイトエクスプローラーの数字はほぼ同じでした。
多少開きがありますが誤差の範囲として十分許容できます。