Yahoo!のインデックスアップデートが、米Yahoo! Search Blog・日Yahoo!検索 スタッフブログでともに公式発表されました。
- Yahoo! Search Support for X-Robots-Tag Directive to Simplify Webmaster’s Control and Weather Update
- YST update 実施しました
SEO塾さんによればYSTのアップデートは4回連続して「5週間」ペースの更新になっている、とのことです。
日米ともに、サラリとしたコメントです。
米Yahoo!が「additional changes(追加の変更)」となっているのに対し、日Yahoo!は「フルアップデート」となっています。
違いがあるのかないのか、ヤフーのことなので分かりません。:-s
ただ、アメリカのSEO系サイトでは、今のところほとんど騒がれてません。
Yahoo!が、あまり相手にされていないというせいもあると思いますが。
アップデートよりも、Weather Reportと同じ記事で発表されたX-Robots-Tag(X-Robotsタグ、エックス・ロボット・タグ)の方がニュースになっています。
X-Robots-Tagとは、HTML以外のファイル、たとえばPDFやWORD、EXCELなどファイルのインデックス、キャッシュ表示、スニペット表示、リンク追跡を制御する仕組みです。
4種類あります。
- X-Robots-Tag: NOINDEX ⇒ 検索結果にURLを表示させない(クローリングはする)
- X-Robots-Tag: NOARCHIVE ⇒ 検索結果にキャッシュを表示しない(検索結果には出る)
- X-Robots-Tag: NOSNIPPET ⇒ 検索結果にスニペットを表示しない(タイトルやURLは出る)
- X-Robots-Tag: NOFOLLOW ⇒ ドキュメント中にあるリンク先にアクセスしない
HTMLドキュメントの場合は、METAタグでこういったことをコントロールできますが、PDFなどはMETAタグというものを持ちません。
そこでウェブサーバーとの通信の中で使われる「HTTPヘッダー」という情報で、指示することができます。
方法はいくつかあるようで、Apache系のウェブサーバーなら、.htaccessファイルで設定できます。
seoreport.pdfというファイルを検索結果に出さず、かつキャッシュさせたくないときは、このように記述します。
<Files "seoreport.pdf">
Header set X-Robots-Tag "noindex, noarchive"
</Files>
↑、実際にやってないので実行するときは、詳しく調べてください。
Googleは、すでにX-Robots-Tagをサポートしています。
無料レポートを配信スタンドから配布していたり、商材を販売したりしていて、ウェブページからダウンロードさせるときは、このX-Robots-Tagを使うといいかもしれませんね。
たまに、無料レポートでも有料の商材でも、検索結果にダイレクトに表示されるときがあります。
作成者にしてみたら、たまったものじゃありません。
経験者談。:[